クイーン来日記念14thアルバム「イニュエンドゥ」
こんにちは、hisaです。
伝説のバンドクイーンのボヘミアンラプソディをモチーフにしたクイーンの映画が大ヒットしました。
それによってクイーンのいろいろなアルバムを聴いてみたいと思う新しいファンの方も増えたと思います。
2020年のクイーンのチケットを手に入れてコンサートに行かれる方、クイーンの曲「We Will Rock You」や「伝説のチャンピオン」「ドント ストップ ミー ナウ」「キラークイーン」、アルバム「オペラ座の夜」「世界に捧ぐ」など、いろいろなアルバムをライブアルバムとクイーンのベストアルバムを除いて出来る限り全部解説したいと思います。
ライブの曲の予習と曲やアルバム制作のエピソードを知ると、更にライブが楽しめますよ!
今回は、クイーンの14枚目のアルバム、実質的にフレディマーキュリーの最後のアルバムとなった「イニュエンドゥ」を紹介します。
フレディマーキュリー存命時の最後のアルバムということで,実質的にクイーンの最後のアルバムだとボクは思っています。
ぜひ、みなさんに聴いてもらいたいアルバムです。
このフレディのラストアルバム「イニュエンドゥ」のアルバム解説と全曲紹介と次回の記事では「フレディマーキュリー」の特集を書きたいと思っています。
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目次
- 1 クイーン「Innuendo(イニュエンドゥ)」アルバム解説
- 2 クイーン「イニュエンドゥ」アルバム全曲紹介 解説付き
- 2.1 1. innuendo
- 2.2 2. I’m Going Slightly Mad(狂気への序曲)
- 2.3 3. Headlong
- 2.4 4. I Can’t Live With You
- 2.5 5. Don’t Try So Hard
- 2.6 6. Ride The Wild Wind
- 2.7 7. All God’s People(神々の民)
- 2.8 8. These Are The Days Of Our Lives(輝ける日々)
- 2.9 9. Delilah(愛しのデライラ)
- 2.10 10. The Hitman
- 2.11 11. Bijou
- 2.12 12. The Show Must Go On
クイーン「Innuendo(イニュエンドゥ)」アルバム解説
『イニュエンドウ』 クイーン の スタジオ・アルバム リリース 録音 1989年 – 1991年 ジャンル ハードロック 時間 レーベル 東芝EMI
パーロフォン
ハリウッド・レコードプロデュース クイーン
デヴィッド・リチャーズ専門評論家によるレビュー クイーン アルバム 年表
女王凱旋! 〜戦慄のライヴ・クイーン〜
(1989年)イニュエンドウ
(1991年)グレイテスト・ヒッツII
(1991年)『イニュエンドウ』収録のシングル
- 「イニュエンドウ」
リリース: 1991年1月14日- 「狂気への序曲」
リリース: 1991年3月4日- 「ヘッドロング」
リリース: 1991年5月13日- 「輝ける日々」
リリース: 1991年9月5日- 「ショウ・マスト・ゴー・オン」
リリース: 1991年10月14日
出典:wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/イニュエンドゥ)
「イニュエンドゥ」はクイーン14枚目のアルバムで、フレディマーキュリーの実質的最後のアルバムです。
フレディマーキュリーは1991年11月24日に亡くなりました。
前作「ザ・ミラクル」から曲のクレジットをメンバー全員にするやり方がとられています。
理由は印税分配のトラブルを避けるためと曲の素材をみんなで持ち寄り、セッション形式で仕上げていくやり方をとったためです。
本国イギリスでは、チャート初登場1位で、これまでアメリカを意識したものから、ヨーロッパ的な音楽性への回帰が歓迎されました。
フレディの死という出来事とリンクしてしまうので、どうしても感情移入が入ってしまいますが、それを外しても素晴しいクオリティの高い楽曲群だと思います。
死を予期していると思われるフレディのヴォーカルは、やはりか細さが少し見え、リヴァーブなどのエフェクト処理が加えられています。
最後の力を振り絞って歌い切ろうとするフレディの思いが伝わってきます。
クイーン「イニュエンドゥ」アルバム全曲紹介 解説付き
1. innuendo
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー、ロジャー・テイラー
「イエス」のギタリスト「スティーヴ ハウ」がフラメンコギターで参加しています。
曲風はラヴェルのボレロ風リズムと音階で始まり、徐々に盛上る。アコースティックギターのソロが入ると、一旦静かな独唱の中間部を通る、5拍子のフラメンコギターを含めた展開部から、合唱部分を通り、ドラマティックなフラメンコ風ソロと変拍子が入り、提示部のボレロ風メロディーに戻る複雑な構成である。
出典:wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/イニュエンドゥ)
複雑な曲構成が初期のクイーンのヨーロッパの重厚さを出していますが、それにスパニッシュなテイストを織り交ぜ、素晴しい曲調となっています。
ただ、なんとか絞り出すようなフレディの声から悲しさや辛さを感じざるを得ません。
フレディが存命で元気であれば、1990年代の名曲になっていただろうとボクは思います。
たらればの話をしても仕方ありませんね。
ボクとしては、たくさんの人に聴いてもらいたいです。
2. I’m Going Slightly Mad(狂気への序曲)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
フレディが作った曲なのに、ピアノがまったく出てこない不思議な曲。
プロモーションビデオでは、フレディはピエロに扮し、コミカルな内容になっています。
でも厚いメイクをしているんだけど、やせて顔がやつれている感じがします。
ある意味、今までのクイーンとは違うテイストの異色の曲ですね。
3. Headlong
作詞・作曲:ブライアン・メイ
ブライアンとしては、この曲を書いたもののハードすぎてクイーンの曲として使われるかどうか不安だったらしいです。
もしもダメだったら自分のソロアルバムに使おうと思っていたら、すんなりOKが出たのだそうです。
フレディが元気そうに見えるプロモーションビデオがいいですね。
4. I Can’t Live With You
作詞・作曲:ブライアン・メイ
この曲に関しても、ブライアンは採用される自信がなかったようですが、すんなりとOKが出たそうです。
なんか「オペラ座の夜」に入っていてもいいような曲ですね。
クイーンらしいハードさでとてもカッコいい曲だと思いませんか。
https://www.youtube.com/watch?v=tgrrICRcQyY
5. Don’t Try So Hard
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
この曲もフレディらしい曲なんだけど、ピアノが入っていない。
ピアノが入っていれば、もっとドラマティックだったのに、と思ってしまいますね。
フレディは、このレコーディングの時点では、ピアノを弾くことも出来なかったのかな、と思ってしまいます。
曲のタイトルが、フレディ自身にそう言ってるように感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z6PoCdrdtOM
6. Ride The Wild Wind
作詞・作曲:ロジャー・テイラー
ロジャーの曲で、ロジャーらしい曲調だと思うのですがフレディが歌っているのが新鮮な曲です。
「レディオ ガ ガ」もロジャーの曲なのですが、フレディが歌っていますね。
ロジャーのハードな曲調フレディが歌っている、という珍しいパターンです。
7. All God’s People(神々の民)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー、マイク・モラン
初期のクイーンのようなギターオーケストレーションとゴージャスさがカッコいい曲です。
もともとは、フレディのソロアルバム「バルセロナ」のための曲だったのですが、ボーカルのパートナーであるモンセラート・カバリェに拒否されたため、バンド用に録音された曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=iH5qeVjZIDE
8. These Are The Days Of Our Lives(輝ける日々)
作詞・作曲:ロジャー・テイラー
この曲のPVが、フレディの生前に撮られた最後のプロモーションビデオでした。
正直やせ細って「フレディ?」と思ってしまう感じですね。
フレディの死後、発売されたシングル「ボヘミアンラプソディ」のB面にこの曲が入りました。とても素敵な曲です。
9. Delilah(愛しのデライラ)
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
デライラは、当時フレディが飼っていたネコの名前です。
ブライアンが、エフェクターでネコの鳴き声を作り出しています。
10. The Hitman
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー
これまた「オペラ座の夜」にでも入っていそうなハードなナンバー。
こういったハードロック然とした曲調が少なかったため、ヨーロッパのファンや初期のファンの方は喜んだのではないでしょうか。
11. Bijou
作詞・作曲:フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ
ブライアンの叙情的なギタープレイが素晴しく、フレディのヴォーカルと相まって感動的な名曲だと思います。
ボクはこの曲のギタープレイがブライアンのベストプレイのひとつといっていいと思います。
歌詞はフレディとブライアンは特別な存在なのだ、ということを歌っているようです。
ブライアンはジェフベックの「Where Were You」にインスパイアされたと語っているようです。
素晴しい名曲です。ぜひ聴いて下さい。
12. The Show Must Go On
作詞・作曲:ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラー
ブライアン・ジョン・ロジャーがフレディのためにこの曲を作り、フレディは、最後の命を振り絞り歌い上げたフレディーマーキュリーの最後の曲。
命ある限りショーを続けなければ、とフレディは自分自身を奮い立たせるいう歌詞に仕上げた。
当初ブライアンは、当時にフレディにはキーが高すぎるかもしれない、と思いながらもデモをフレディに聴かせた。
フレディは「僕は、この曲にすべてを捧げるよ」と最後の力を絞り出して歌い切りました。
ブライアンは「この曲のフレディの歌唱は、生涯最高のもののうちのひとつ」と語っています。
僕はフレディマーキュリーの集大成がこの曲にあると思っています。
フレディの命の歌唱をお聴き下さい。
ボクは、このアルバム「イニュエンドゥ」のことを書きたかったです。
あらためて聴き直してみると、素晴しい楽曲群、名曲が並んでいます。
映画を見てクイーンのファンになった方もいらっしゃると思います。
ぜひ、この「イニュエンドゥ」を聴いて下さい。
フレディの命の歌唱をお聴き下さい。
次回は、クイーン映画大ヒット記念フレディマーキュリーソロアルバム名曲解説 です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました!!
また読んでくださいね!!